妙 高 (151−153) |
151 | 黒姫山 | くろひめやま | 2,053m | 2,008 平成20年10月13日(月祭日) 1,999 平成11年10月30日(土) |
単独 |
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152 | 戸隠山 | とがくしやま | 1,904m | 1,999 平成11年10月29日(金) | 〃 | |
153 | 飯綱山 | いいづなやま | 1,917m | 2,008 平成20年10月12日(日) 1,999 平成11年10月28日(木) |
〃 |
151.黒姫山
行程 | 2,008 平成20年10月13日(月祭日) | 往復路 : マイカー | マイカー: ⇒、 徒歩: → |
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A | 前日 赤倉温泉 ⇒ 黒姫山表登山口 P 6:30 → 林道出合 → 七曲り上 8:00 → 日ノ出石 8:25 → 9:30 八合目 9:40 → 九合目 10:10 → 10:30 黒姫山 山頂 11:00 → 日ノ出石 12:15 → 七曲り上 12:40 → 林道出合 13:30 → 黒姫山表登山口 P 14:00 ⇒ 信濃町IC ⇒ 練馬IC |
【 黒姫山 】
・ 長野県信濃町にある標高2,053mの複式成層火山、頂上北西に噴火口がある。山体中央部の中央火口丘は小黒姫(2,046m)。北信五岳のひとつ。
・ 古くから信仰の対象とされ、その姿の美しさから信濃富士とも呼ばれている。
・ 黒姫というお姫様の悲話伝説があり、山名の由来になったと言われている。
・ コニーデ型の火山で姿が富士山に似ていることと、上水内郡信濃町にあるためか「信濃富士」とも呼ばれている。
・ 黒姫山は今から約 17万年前ごろから火山活動を初め、4万年前ごろに現在の中央火口丘(小黒姫)を形成した。
・ 東山麓は黒姫高原となっており、黒姫高原スノーパークがあり、冬季はスキーが楽しめる。
・ 妙高山、戸隠山、飯綱山、斑尾山と共に北信五岳に数えられている。
・ 複式火山の黒姫山は中央に位置する小黒姫山の外輪山の一角に山頂があり、外輪山の内側には火口原が広がり、峰の大池や七ッ池などがある。
・ 登山道の中程からはブナの森やダケカンバの木々が季節を通して美しい色合いを見せる。
《 山名の由来 》
・ 黒姫という、お姫様と若侍に化身した大蛇の悲哀な伝説による。
・ 黒姫山の由来の黒姫伝説とは
⇒ 『 昔、山の東にある中野市の城主高梨摂津守政頼に美しい一人娘がいた。その姫を志賀高原の大池にいた大蛇が見染め、りりしい若侍に変身して城主に姫を嫁にと頼むが、正体を見抜かれ断られてしまう。怒った大蛇は大池の水で城下を洪水で流そうとするが、住民を思う優しい姫は自ら犠牲となって嫁ぐこととし思いとどませる。2人は安住の地を黒姫山に求めて登ったが、蛇身と結ばれる苦悩を姫が切実に訴えるので、大蛇も同情して二人は自害して果てたという。』
(〜フリー事典等より)
【コメント】
・ 前日の飯綱山登山に続き、秋晴れの北信五岳のうちの黒姫山を目指し、赤倉温泉から出発。
・ 黒姫牧場先、黒姫童話館そばの「表登山道口」:信濃町民の森休憩所に到着。(長水分岐の手前)
・ 数台駐車可。 直ぐ西方向にある登山道入り口は車両進入禁止のポールがあり、直線の舗装林道を案内板に従って進む。
・ 途中林道を数回横切る。登山道入り口の表示板に注意しながら、登山道に入る。
・ 林道出合いから登りが始まり、シナノキの古木を過ぎるとジグザグのゆるやかな七曲りとなる。
・ 七曲り上の四合目標識を過ぎ、ブナなどの広葉樹の中の急登で日ノ出石に到着。
・ わずかに登って五合目。チシマザサ帯を過ぎ、シラビソ、コメツガなどの林を進む。
・ 秋晴れの中、ブナやダケカンバ、ナラ、モミジ等の素晴らしい紅葉の樹木を見ながら、巨大なブナの木に触りながら、気持ちよく登る。
・ 大自然に癒されながらの素晴らしい登山を味わいながら進む。7合目から8合目が急登り。
・ ヒカリゴケのある八合目、光コケは分かりにくかった。
・ さいごの急登を登り切り、9合目に着くと、すぐに外輪山の縁となり、乗越からの道と合流。
・ 右から黒姫乗越(小泉登山道)からの道と合流。左折し岩混りの道を進んで頂上に到着。
・ すぐに黒姫山山頂に到着。
・ 山頂から北アルプス、火打山、焼山、火打山、妙高山等を望む。
・ 充分展望等を満喫、昼食後下山を始める。
・
・ 特に危険箇所、迷路等なし。
・ 下草、ヌカルミ等もなし。
・ 対面者:合流点〜山頂≒50人、以外=5人。
信濃町民の森休憩所: 表登山道口 | 表登山道口 → 七曲り | キノコ |
七曲り → 日ノ出石 | ミズナラ等の紅葉林 | シラカバ |
ミズナラ等の紅葉林 | 〃 | 〃 |
ミズナラ等の紅葉林 | 〃 | 八合目 |
八合目付近 ナナカマドの実 | 〃 最高に映えていた モミジ | (ヒカリゴケ ?) |
九合目付近より | コケ | オオカメノキの実 |
黒姫山山頂 | 〃 | 日ノ出石 |
林道出合付近 | 〃 キノコ | 〃 〃 |
アザミ | マムシグサと呼ばれるコウライテンナンショウ。 「高麗天南星」の実 | 表登山道口の花畑 |
153 飯綱山
行程 | 2,008 平成20年10月12日(日) | 往復路 : マイカー | マイカー: ⇒、 徒歩: → |
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@ | 赤倉温泉 8:00 ⇒ 飯綱山登山口 9:00 ⇒ 9:02 第一不動明王 P 9:20 → 天狗の覗石 10:40 → 飯綱神社 → 11:25 飯綱山 山頂 12:05 → 飯綱神社 → 13:30 第一不動明王 P ⇒ 黒姫高原コスモス園 観覧 ⇒ 赤倉温泉 泊 |
【 黒姫山 】
・ 長野県信濃町にある標高1,917mの山。
・ 長野市中心部から北北西へ直線距離で10キロメートル余りに位置する。妙高火山群に含まれる成層火山。現在から約25万年前に噴火を始めた二重式火山で、約5万年前まで活動をしていた。古くから山岳信仰の霊山であり、修験道場が開かれ、また忍術や剣術の修業の地としても知られる。同じく修験道場として知られる戸隠山は、さらに西北西へ直線距離で10キロメートル余りの場所にある。両山共々蕎麦やスキー場でも名高い。
・ 飯綱山は、長野市の北端に位置している市の最高峰であり、頂上付近の山容は、霊仙寺山を除けば、二つ峰のある双耳峰だが、双耳峰の代表的な山である鹿島槍ケ岳とは、鹿島槍が急峻な岩峰であるのに対し、飯綱山は、しなやかな曲線を持ったおとなしい女性的な山。
・ 「斑尾、妙高、黒姫、戸隠、飯綱」の順に北信濃を代表する五つの山「北信五岳」の一つ。
《 登山路 》
@ 長野市から南登山道(一ノ鳥居コース) ・・・ 山頂まで13の仏像が奉られ、もっとも人気が高いルート。
A 戸隠村から西登山道(中社コース) ・・・ 最短コース。
B 戸隠村から(瑪瑙山コース)
C 牟礼村、信濃町から(霊仙寺山コース)
の4本があり、一般的なコースは、@の一ノ鳥居、とAの中社コース。 所要時間はAの方が少しだけ標高が高い所から登るため、南登山道ほど道がジグザグでなく楽で、戸隠連峰の独特の山容を真正面に見られることがメリット。
・ 飯綱山は、トイレ・水場(南登山道には大腸菌類含有飲用不適の水場2ヵ所あり)・途中から日陰がない、「3ない」の山。
・ 長野市では、携帯トイレを持参して山頂付近に1つだけあるトイレブースで用を足して持ち帰るようにお願いしてる。
《 山名の由来 》
⇒ 飯縄山の名称は、「飯砂(いいずな、飯のように食用となる砂の意)」に由来。
信州で局地的に見られる菌類・藻類など微生物の複合体、「テングノムギメシ」(天狗の麦飯)のことを指す。
かつては同山中に生息していたが現在は絶滅したともいわれる。凶作の時に飯綱三郎天狗がこの飯砂を配り人々を救ったという伝説がある。
・ 昔、飯縄流忍法の使い手天狗三郎が山中にあった「天狗の麦飯」を食べながら修行したところからきている。
・ 地形図には「飯縄山」と「飯綱山」の字が併記されている。
(〜フリー事典等より)
【コメント】
・ 前日の越後ウルトラマラソン完走後の為朝まで熟睡、ゆっくり出発。
・ 人気のある南登山道からのピストン。
・ 206号線で飯綱山登山口に到着、ここから舗装された林道を1k弱走ると第一不動明王の鳥居があり、行き止まり。Uターンして道路の左側に縦列駐車、すでに10台ほど駐車中。鳥居周辺を含め20台位駐車可
・ 登り始めるとやがて登山道に沿って所々に石仏に出合う。 最初に第一不動明王。これが山頂まで13ある。
・ 鎮座してる石仏は下から順に@不動明王、A釈迦如来、B文殊菩薩、C普賢菩薩、D五番地蔵菩薩、E弥勒菩薩、F薬師如来、G観音菩薩、H勢至菩薩、I阿弥陀如来、J阿シュク、K大日如来、L虚空蔵菩薩。
(DとGとL以外はすべて登山道の左側)
・ 途中Cの普賢菩薩は、左約3m奥にあり35cmと小柄。
・ 途中、第11番の阿シュク如来は、「駒つなぎの場」と言われた場所で、馬返しするための小さな広場になっている。
・ ここからやや急登になり千日大夫屋敷跡に到着。ここの水場も、飲用不適。
・ 約2mのクサリ場を登り、下界の見渡せる「天狗の硯石」を過ぎすぐに、最後の第13虚空蔵菩薩を過ぎると視界が開け、すぐに中社コース西登山道と合流し、飯綱大明神の鳥居を左に見て少し登ると南峰の頂上に着く。
・ 1,909m地点で、木の杭と水準点みたいな石が埋まってる。前方に見えるピークが北峰の飯綱山で、標高にして約8m高い1,9017m。ほとんど同じ高さに見る。
・ 約10分で飯綱山に到着。山頂は広場になっていて2等三角点と標識が立っている。
・ 適当な大岩が点々とあり、ここで昼食。
・ 山頂から右へ下れば霊仙寺山へ、左へ下れば瑪瑙山に続く。 展望満喫後、出発点へ戻る。
・ ゆるやかな稜線上は見晴らしが良く戸隠連峰、黒姫山、妙高山、北アルプス、浅間山も見える。絶景ポイントです。
・ 特に危険箇所、迷路等なし。
・ 下草、ヌカルミ等もなし。
・ 対面者:合流点〜山頂≒20人、以外=5人。
第一鳥居 | 第二鳥居 | 第一不動明王 |
A釈迦如来 | B文殊菩薩 | D五番地蔵菩薩 |
E弥勒菩薩 | G観音菩薩 | H勢至菩薩 |
I阿弥陀如来 | 馬頭観音 | J阿シュク |
K大日如来 | L虚空蔵菩薩 | ミズナラ等の紅葉 |
紅葉 | 〃 | 〃 |
紅葉 | 西登山道との分岐点 | 飯綱山山頂 |
飯綱山山頂より北アルプス連山 | 〃 | 飯綱山山頂より黒姫山方面 |
波状高積雲 | 飯綱山 山頂 | 飯綱神社 |
紅葉したチングルマ | 紅葉 | 〃 |
西登山道分岐点より北アルプス方面 | 飯綱山 山頂方向 | 飯綱山 山頂方向 |
飯綱山 山頂方向 | 大腸菌類陽性の検査表 | ナナカマド |
登山道 | 第一不動明王 鳥居前のP | 飯綱山全景 |
黒姫山 | 黒姫高原コスモス園のダリア | 池ノ平スキー場、いもり池より飯綱山全景 |
黒姫高原コスモス園全景 | ダリア |
151.〜153 黒姫山、戸隠山、飯綱山
行程 | 1,999(平成11年)10月28日(木)〜30日(土) | 往復路 : 電車 | 鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: → |
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@ | 前日 東京 ⇒ ⇒ 長野 ⇒ 中社バス停 → 飯綱山西登山口 → 飯綱神社 → 飯綱山 → 戸隠スキー場 → 戸隠高原 泊 | ||
A | 戸隠高原 6:00 → 戸隠神社 → 戸隠山 10:00 → 一不動 11:10 → 高妻山 14:00 → 不動滝 15:30 → 戸隠キャンプ場 16:40 → 17:00 戸隠高原 泊 | ||
B | 戸隠高原 6:00 → 大橋 10:00 → 9:40 黒姫山 10:30 → 七曲 →14:00 黒姫駅 14:52 ⇒⇒ 長野 15:31⇒⇒ 17:00 東京 |
コメント:
《飯綱山》
・ 中社バス停 → 飯綱山西登山口間に、面白そうな忍者村あり。
・ 標高差は、中社バス停より約700m、急登なし。
・ 山頂は360度の展望。
《戸隠山》
・ 戸隠神社付近の紅葉真っ盛り。
・ 戸隠山前後は危険箇所あり、要注意。
・ 特に“蟻ノ戸渡り”は、幅約40cmしかなく両側が切れ込んでいる為、約5mの間馬乗り状態で、岩を跨いで通過。
(エスケープルートはありません) (さわら島ロッジで、“蟻ノ戸渡り”を走って通過したという若い女性に会いました)
・ “剣ノ刃渡り”、“八方覗き”からの展望良好。
・ 一不動下の沢コースは増水時、注意。
・ コースが長いので、日帰りの場合は、初夏が良い。
・ 全コース標識等あり、登山道はっきり。
《黒姫山》
・ 黒姫伝説のある“信濃富士”、小林一茶の故郷の山。
・ 紅葉したブナやカラマツの樹林が豊富で、気持ちよい。
・ 山頂の展望良好。
・ 黒姫ラベンダー園あり。
1.戸隠高原 → 飯綱山 虹が美しかった | 2.飯綱山 山頂 | 3. 戸隠高原 → 戸隠神社 |
4.戸隠神社付近 紅葉真っ盛り | 5.戸隠神社 | 6.戸隠神社付近 |
7.戸隠神社 → 戸隠山 | 8.“百軒長屋” | 9.“五十軒長屋” |
10.“蟻ノ戸渡り” 最高のスリル | 11.“剣ノ刃渡り” → “八方覗き” | 12.“八方覗き”より浅間山方向 |
13. 小黒姫 | 14. 七曲 → 黒姫駅 |